水の歴史

§2002.12.17§




身の冬の
とどのつまりは
湯豆腐の
あはれ火かげん
うきかげん
月はかくれて雨となり
雨また雪となりしかな
しょせん
この世は
ひとりなり
泣くもわらふも
泣くもわらふもひとりなり


久保田万太郎


<< index >>