「月とその仲間の物語」その3
地球が燃えちゃう
あんまり暑くなって来たので、地球は弱っちゃいました。
地球「...む〜、お月さん、最近なんだかあっちくない?」
月 「ええ、...暑いですわー!なんだか、溶けてしまいそうよ」
地球「太陽さん、いったいどうしちゃったんだろうね?
太陽さん、ちょっとすみませんが、
おとなしくしていただけないでしょうか?
でないとぼくたち、みんな、
水星くんも金星ちゃんも焼け死んでしまいますよ」
太陽「ほっほー。なるほど!では、焼け死んでしまえばいいじゃないか。
はっはっは!ぶわーっ(爆発音)」
地球「...」
月 「...太陽さん、気が違っちゃったのかしら?」
火星「あのさあ、お取り込み中悪いんだけど、...」
地球「おや?火星さん、久しぶりですね。どうしました?」
火星「いや、なんか地球さんとこから虫みたいのが飛んで来て
体中はいまわってるんですよね。
...どうにかなりませんか?
くすぐったくてねー、困っちゃうんです」
地球「あっ、それは申し訳ない。と言っても私もこの虫は良くわからんのです。
...時々、体ゆすって振り落とそうとするんですけどね、
うまくいかないんですよね」
火星「まあ、たいしたことじゃないから。
でも、気にしておいていただけるとありがたいですよ」
地球「うむ、承知しました。考えておきます」
というわけで、最近、地震が多いんです。
地球の立場も考えて宇宙開発してあげなきゃ、
そのうち、地震で人類絶滅ということになりますな。